
千二百年祭通信
大津諏訪神社の御鎮座千二百年奉祝記念事業に関する主な行事を、「千二百年祭通信」としてご報告いたします。また、タイトルのから、社頭情報「みかきのうち」の関連記事も是非ご覧ください。
令和7年(2025)5月18日(日)
御柱祭 建御柱
昨日の荒天とはうって変わり、今日は晴天に恵まれました。本日の建御柱(たておんばしら)には、昨日に引き続き茅野市宮川地区から約130名の方々のご協力をいただき斎行されます。
岩﨑祭主ら神職による清祓の跡、「冠おとし(かんむりおとし)」という作業から開始されました。これはヨキといわれる斧を用いて、御柱の先端を三角形に尖らせていくものです。今回は時間の都合上チェーンソーを使って行われました。そしていよいよ御柱を立ち上げていきます。安全面を考慮しクレーン車が設置されているので、機械の動力で起こしているのではないかと思われた方もいるでしょう。実は階段上の御本殿右手にシャチというワイヤーを回すものが設置されていて、人力で御柱は建ちあげられていくのです。ゆっくりと上げられていく御柱は、宮川の、また大津の若者が乗るなか、直角に建ちあげられて
いきます。やがて御柱が建立され、2本目の垂れ幕が掲げられると同時にストリーマーがさく裂し、境内に大きな歓声が沸き上がりました。
令和4年に、諏訪大社秋宮4の柱を譲り受けました。そのご祭神は八坂刀売神(やさかとめのかみ)という女神様です。そのすぐ隣に建てられた今回の御柱は、上社の建御名方神(たけみなかたのかみ)という男神様のものです。今回、2日間参加していただいた諏訪大社宮司の村上益弘様に伺いましたが、この「夫婦御柱(めおとおんばしら)」は全国的にも唯一ここだけとのことです。夫婦仲良く、家族仲良く、夫婦円満、家内安全の御祈願に当神社にお参りされてはいかがでしょうか。
実行委員の皆さま、宮川地区よりご協力いただいた皆様、地域氏子の皆さま、多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございました。衷心より感謝申し上げます。重ねて、ありがとうございました。



令和7年(2025)5月17日(土)
御柱祭 里曳き
御鎮座千二百年奉祝記念事業の神賑行事として、令和7年5月17日(土)~18日(日)に御柱祭が斎行されました。
5月17日(土)は、御柱の里曳き(さとびき)が曳行(えいこう)されました。早朝に信州から運搬された御柱が大津運動公園に到着、続いて長野県茅野市宮川地区から御柱祭の実施部隊約220名が到着しました。大津諏訪神社の境内にて清祓を行い、実施部隊が大津運動公園へ移動、御柱に引綱やメドテコの取り付けなど、里曳きの準備を行います。この日は嵐のような風雨という悪天候のなか、当神社の岩﨑祭主・総代・世話人会・諏訪十神連合、氏子町内会など御柱祭実行委員らが懸命に作業を進めていました。
午前11時半頃に曳行前の清祓を行い、出発前の式典後に高張提灯・金棒・町内会長団・神輿3基・山車2基が巡行を開始します。次に今回は短めで子供用の副御柱が、そして真打の本御柱の曳行が始まりました。
今回は曳行の総距離を8区間に分け、各区間を担当する氏子町内の方がメドテコに乗ります。来場者の皆さまは歩道から観覧したり、また綱を引く引き手となってお祭りを楽しんでいる様子でした。
今回も最大の難所は「鳥居くぐり」です。鳥居の内側の幅は御柱のメドテコの幅よりも狭いのです。御柱を斜めに進行させ、先ず左側のメドテコを入れ、次に御柱の角度を変えながら右側のメドテコを入れ込んでいきます。鳥居に入れた瞬間、その巧みな曳行方法に観衆から大きな歓声が湧きおこりました。
御柱は大観衆の中、境内階段前に到着し、木遣(きやり)や喇叭隊(らっぱたい)が応援する中、大歓声が湧きおこり、里曳きは最高潮の盛り上がりを迎えました。



令和7年(2025)4月12日(土)
御柱 木造り・綱打ち
先日伐採したモミの木を長野県茅野市宮川へ輸送し、4月12日(土)に木造りと綱打ち作業が行われました。
木造りというのは、木の皮を剥き、メドテコ(V字形に取り付ける木の柱)を御柱の前部と後部に穴をあけて差し込んでいく工程です。綱打ちとは、御柱を曳くための太い綱を細い縄から作り上げることを指します。
今回は現地から約250名のボランティアの方々に篤くありがたいご協力をいただき、作業をしていただきました。皆様の心意気に胸が熱くなりました。衷心より感謝しています。誠にありがとうございます。
今回も大津から実行委員会、氏子、企業部会、協力者など約60名が参加し、綱打ちを体験させていただいたりしました。参加者からは「参加して本当に良かった」という声が多数聞かれました。
いよいよ5月17日(土)~18日(日)に、大津諏訪神社御鎮座千二百年奉祝記念事業の御柱祭が斎行されます。氏子の皆さま、どうぞご参加ください。



令和7年(2025)3月29日(土)
御柱 伐採式
御鎮座千二百年奉祝記念事業の神賑行事として、令和7年5月17日(土)~18日(日)に御柱祭が斎行されます。
3月29日(土)には、今回の御柱祭で建てられるモミの木の伐採式が執り行われました。
長野県上伊那郡の山中から選定されたのは、諏訪大社の御柱祭の本宮の御柱に匹敵する大木です。大津から実行委員会、企業部会、協力者など計約30名が見守る中、午前11時から清祓神事が行われ、その後、今回ご協力をいただく茅野市宮川の方々により、伐採されました。倒木するその瞬間は、荘厳で感動的でした。
今回の御柱祭は記録動画を撮影しますが、伐採時はドローン撮影を敢行していますので、ご覧になりたい方は御柱祭後に販売されるDVDでご覧いただければと思います。



令和7年(2025)1月31日(金)
新年祭 斎行
1月31日(金)に新年祭が斎行されました。今回は御鎮座千二百年奉祝記念事業の企業部会に入会されている企業の経営者・崇敬者の皆さまの更なる安全祈願・社運隆昌を祈念いたしました。新年祭の御祈願の後は、賀詞交歓会を開催し、参加された企業の皆さまが親睦を深めていました。
いよいよ御鎮座千二百年奉祝記念事業「御柱祭」斎行まで3ケ月半となりました。御柱祭の詳細は、また当ウエブサイトにてお知らせする予定です。



令和6年(2024)9月28日(土)
『諏訪の龍神』御神殿に奉安
御神殿内中央の柱・梁に、彫刻『諏訪の龍神』が奉安され、清祓いが行われました。御鎮座千二百年祭記念事業の一環として、諏訪大社に伝わる龍神伝説をもとに、石原慎太郎元東京都知事の四男で、画家・アーティストの石原



令和5年(2023)12月1日(金)
本殿遷座祭
令和5年2月に斎行された「
祭員、奉仕員、参列者の行列は神社周辺を巡り、御本殿に奉安されました。
令和6年の初詣は、改修された御本殿で、氏子の皆様をお待ちしています。



令和5年(2023)2月1日(日)
仮殿遷座祭
御本殿改修工事の初めの神事「
工事期間中(今年の2月から11月末まで)、神様には仮殿にお遷りいただき、御本殿の改修工事が粛々と執り行われます。
神事は、神様のお遷り(お引越し)で、総代・世話人・氏子町内の会長各位・祭礼関係者・ボランティアなど約80名で、午後7時から斎行されました。
「



令和4年(2022)7月18日(日)
諏訪大社の四社めぐり 研修旅行記
御鎮座千二百年奉祝記念事業実行委員会の企業部会(法人や団体)の主催で、「諏訪大社四社めぐり」の研修旅行が開催されました。この企画は、企業部会にご入会のうえ、奉賛活動にご協力をいただいている皆様に向け、御柱祭や神道・神社についてより関心を深めていただくという趣旨で開催されました。



令和4年(2022)7月3日(日)
諏訪大社 秋宮四の御柱 建御柱
午前十時半より、御本社・諏訪大社より拝戴した下社「秋宮四」の御柱を建てる「建御柱(たておんばしら)」の神事が行われました。準備された御柱は神事で安全祈願され、重機を使って建てられました。、信州より「諏訪市木遣(きやり)保存会」の22名の皆様をお招きして、諏訪大社の御柱祭の説明や、本場の木遣で、境内を大いに盛り上げていただきました。



令和4年(2022)4月17日(日)
諏訪大社 秋宮四の御柱 払い下げ
当神社では、諏訪大社下社の秋宮四の御柱を払い下げていただくことになりました。本日、この御柱が倒され、当神社指定の場所へ輸送されていきました。この御柱は、現在防腐処理や調整が行われ、後日当神社へ運び入れられることになります。



令和3年(2021)11月23日(火・祝)
御柱休め
御鎮座千二百年のちょうど十年前、平成26年(2014)に斎行された「プレ千二百年 御柱祭」で建てられた御柱も、建立から七年が経過し、虫損などの損傷が目立ってきました。
「小さな秋祭り」が催されたこの日の夕刻、感謝をこめて御柱を倒す「御柱休め」の神事が斎行されました。御鎮座千二百年奉祝事業の神賑行事である御柱祭に向けての行事となりました。



令和元年(2019)12月1日(日)
大津諏訪神社 御鎮座千二百年奉祝記念事業 発足式開催
「大津諏訪神社 御鎮座千二百年奉祝記念事業 発足式」が、若松町のセントラルホテルで開催され、正式に「御鎮座千二百年奉祝記念事業 実行委員会(奉賛会)が設立しました。
令和6年(2024)が、大津諏訪神社の御鎮座千二百年にあたります。この年に下記を柱とする奉祝事業が執り行われます。
①老朽化している御神殿の改修および境内整備
②記念大祭を奉祝する神賑行事 御柱祭などの計画・実施
発足式では、岩城宮司、岩﨑総代、川﨑総代の挨拶の後に、この事業の概要説明が行われました。

